現代アートを受け入れる余裕があった背景には、元々産業が盛んで経済的に豊かだった事があります。
しかしそこには島ならではの問題点もあります。
直島のアテンドの女性、そして初めて会ったカフェのマスターと思わぬ冒険を繰り広げ、直島という島に迫っていきます。
瀬戸内国際芸術祭に興味がある方は、【フル尺の記事】も是非。
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ドラムの現場で知り合った直島の福武財団の方が、島のアート施設を案内して下さるというので、
仕事も兼ねて昨年末に直島に遊びに行ってきました。
ある夜、カフェサロンでの夕食後。
「今夜は条件が揃ってるから、今から船に乗りに行こうか」
とカフェのマスターがカウンター越しに、言いました。
直島をアテンドしてくれていた女性が酔い潰れてしまい、
快復を待っている間に畳にゴロンとしていた私は、
「星がキレイですね」などど平和に抜かしていた時でした。
「えと…今から船に乗るですって!!?」
会ったばかりのカフェのマスターと、いきなり船に乗りに行くって展開が衝撃過ぎて返答できないまま、
とにかく私たちは船に乗りに行く事になりました。
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直島のもう一つの顔は、島の1/3が工場地帯。
産業で発展しているので、経済に余裕があったからアートの誘致に成功したのだそうです。
それと、直島の人は新しい物好きで、現代アートが島に入ってくることに、わりかし抵抗が無かったとか。
初めて出会った島の人とふたりで、真っ暗闇の工業地帯という場所を通り、船に乗って海へ出るというのは、
少なからず私の体を硬直させていました。

船酔いするし!
しかし、委ねるしかない…!
係留ロープを離すと、ボートはぐんぐんと出港します。
波が速くてカタくて、体がジャンプするように飛び上がるのは、初めての体験です。
「痛い!…なんかすごい!」
海の上に出ると、カフェのマスターは船を止めて、照明を全て消しました。
真っ暗な中で、息切れしながら見上げると、
一面に、星、星、星!
空には、輝く星が広がっていました。
こんなの、プラネタリウムでしか見たことない…!
わたしは涙が出ていました。
恐怖と、笑いとで。
「怖さを知らなきゃ、見られない世界があるんだよ。」
と、カフェのマスターが教えてくれます。
ありがとうございます!は、、はやく、、陸に帰りましょう!
そのとき願ったことは、ただひとつ。
心から生きたい、でした。
(だって怖かったんだもん。)
直島銭湯「I 湯(I LOVE YU)」
(秘宝館の像に会いたい!)
入って、次の街へ行こう。
また来るわね。

こちらの日記はダイジェスト版になります。
フル尺の本記事は【こちら!】♪
大好きなお友達のうちの一人が東京に来たので、谷根千でビールを飲んだ。久しぶりだねえ!と四ヶ月ぶりに合わせた顔。
— 旅の音楽家・前田紗希の世界一周イオタビ (@nagareruiota) 2017年7月16日
前回会ったのが「直島」で、その前が「豊島」と「小豆島」、更に「ベルリン」という事を思うとクスッと笑ってしまう。
好きな人に会いに行ける。悪くない人生ね。 pic.twitter.com/JZ9o1FvIjW
* Nikon D5300