「もしも世界が100人の村だったら」の作者の方のアトリエにもなっているスタジオは、落ち着いた時間が流れ、いただいたお茶もいつもの2割増しで美味しく感じたのは気のせいではないと思います。
タイトルは、 “The World is beautiful”
『それぞれの人生があって辛い事も沢山あるだろうけれど、
皆で同じ時代を生きていることに胸が熱くなりました。
私は周りのお友達や、大好きな音楽仲間たちや、家族を、
とても愛しているのだと気が付きました。
みんなのいるこの世界で、今日も生きなくてはならないと思いました。
美しい世界を見つければきっと
世界はいつだって、美しい。』
という意図で臨んでおります。
Kジルのシンバルは、アルフィーのドラマーさんにお借りできました。最高です。ヘッドはオールASPRちゃんに張り替えてみました!
まさに体力と精神力の削り合いです。
時間の制限がある中で、携わった方々が各々のベストを目指して
時に笑いあい、時にぶつかり合い
という濃密な密室経験(レッドゾーン)をしていた訳ですが、
そんな最中(さなか)で、パリでのテロは起こりました。
テロのあったレストランで、1時間前まで友人が食事をしていたと言っていました。
それは、わたしの心を、安堵とともに、ぐちゃぐちゃにさせました。(あまりにも身近な情報過ぎて・・・!)
「何がWorld is beautifulだよっ!!」と思いました。
怖くなりました。
恥ずかしくなりました。
でもここで心が折れたら、どうしようもありません。
出来ることと言えば、今自分の周りにいる人に対して、感謝を忘れずに、愛を持ち続ける事くらいです。
体力と精神力の削り合いの中では特に。
なにが起こるか本当にわからない世の中。
どうか1人でも多くの人が無事でありますように。
スタジオでの泊まり込みを終えて、昨日外に出ると、すごく天気のいい空でした。
マドンナのスピーチが必読です。
スピーチ要約
「 私は今日、引き裂かれるような思いでステージに立っています。
パリの人々が愛する人を失って泣いているときに、なぜここで私は踊り楽しんでいるのだろうか?
私は、何度もこのライブをキャンセルしようと思っていました。
しかし、彼ら(テロリスト)の狙いは、私たちを黙らせることなのです。
昨日人が殺された場所はサッカー場やライブハウスなど、人々が楽しんでいた場所でした。
私たちは彼らの思い通りにはさせません。
世界を変える唯一の力は、私たちが暴力に屈せず、隣人に愛を以って接することです。
パリだけではなく、世界中で起きている苦痛、無慈悲な暴力、テロよりも強い善良な力が存在すると信じています。
世界の誰にも私たちが愛することを止めさせる権利は無いのです。 」