一番長く滞在していた場所なので、脳内再生が長くなってしまったイギリス編も、次の回で最後の日となるので、ご容赦を。
特に有益な情報も書けず、写真が多くなり、何だか写実的を努めた(?)スペイン編とは変わってしまったようで、恥ずかしい。 実際天然ドタバタ化しているので ドタバタ記のつもりが、ともすれば"自慢ぽさをハラんだ観光記"になってしまっていないか。頭を抱えてハニワになってしまいそうなほど「どうしよう どうしよう!」と密かにアセっていたりするのである。
スーパーで買ったサンドイッチを持って(言われてみればロンドンらしくおいしくない)、テムズ川沿いの遊歩道を歩いてみる事にした。 ヒザの半月板をおかしくしてしまっていて、もうそんなに長く歩く事も出来なそうなところになっていたから、なるべくゆっくり歩けそうなところにしたのだった。
ところどころにちゃんとベンチがあるので、時々座って地図を広げていると、隣の人が「どこに行きたいの?」「ドコから来たの?」などど話しかけてくる事も珍しくない。
しかしそれは こんな登山格好の子供っぽい女にすら 体のいいナンパだったりするときもあるのだから、怖い目にだけは遭わない様に。
☆Tower Bridge(タワーブリッジ) テムズ川にかかる開閉式の橋。週に3回くらいは橋が跳ね上がる様で、ロンドンのアトラクションのひとつになっている。

☆Rondon Bridge(ロンドンブリッジ) ロンドン橋 落ちる 落ちる 落ちる♪

☆Tate Modern(テートモダン) 元 発電所でレンガ造りの建物。難解な現代美術専門の施設にも関わらず、行った人が必ず一番におススメをする美術館。

☆St Paul's Cathedral(セントポール大聖堂)

☆Big Ben(ビッグベン) クロックタワー!!正午にはロンドン中にウェストミンスターの鐘が鳴る。世界遺産。

☆ London Eye(ロンドンアイ) 世界最大級の観覧車とか!乗客を乗せるカプセルはシースルーになっていて、透明な観覧車なんて考えただけでメマイが…。お年寄りや障害者が乗るときは動きを止めてくれる。

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最後になるので、夜 みーちゃんと色々な話しをした。
晴れが続いてるとは言え、「1日で一年分の気候が体験できる」と言われるロンドンの夜は肌寒く、気温を見たら14度くらいしか無いので、長袖を2枚も着なければ居られないくらいだ。
彼女がこちらで、脱原発の署名集めをした時のこと。
http://www.morningstaronline.co.uk/news/content/view/full/104692
性暴力に反対する女性運動、「スラット・ウォーク」と言うデモを見てきた話し。
http://www.parsnips-uk.com/?p=408
元々みーちゃんと私が日本で出会ったのは、福祉の現場でだったので、色んな意味でそれを聞けて、すごく良かったと思う事柄になった。
そして、どうしてイギリスに行こうと思ったの?か。
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彼女は写真をやっていて、「どこかに行こう」と思ったのが22歳ごろ。英語圏のワーホリを探し、イギリスへ来たらしい。そしてバックパック一つでブリテン島を回ったり、近隣諸国に旅行に行ったりしている。
写真は、近くのスタジオを借りて自分で現像したりもしているそうだ。
最初に2ヶ月住んでいた家の日本人ホストマザーは とても語学が堪能な人で、「それでも慣れるのに3年はかかった」と聞いて、とても無理だ!と思ったとか。
「最初は I have a pen.くらいしかしゃべれなくて。バスに乗る方法も分からなかった。けれどこのままじゃ帰れない!と思ったよ。」
「それでいつから英語に慣れたの?」と私が質問すると
「今だって全然聞き取れないよー?何ヶ月かすると突然聴こえてくるってよく言うけど、私は全然だめだった!」と、笑いながら教えてくれた。
私は思った。
自分のカタコト英語が分かってもらえないときは、正直あまり無かった。だから英会話を使うそれが、最初は楽しくて仕方が無かった。
けれどそれは、"必要最低限"しかしゃべっていないから。
相手の事を解れない事の方が、100倍くらいあった。それで一気に怖くなってしまった。
自分は、いつもいつも、良くも悪くも相手の出方を待ちすぎているところがある。
自分の意見をしっかり考えて、伝えなければならない。
目を見て、伝えなきゃ。
それを知るだけでもいい。これから何を頑張るべきか、目標が出来るから。
その先にやっと、自分で築き上げる世界や、本当の仲間があるのだろうと。
私は誰かに、たくさんの話しをしたり、その中から選び取ってもらったり、できるのかな。
* Nikon D40x + NIKKOR 50mm f/1.8D CPL
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