それは例えば、街の食堂。
集合住宅の合間に、地元の人が利用するような食事どころが、山ほど見つかる。
注文を取りにくるのは店の子供だ。カタコトの英語を使ってくれるのも、彼らの役目。
彼らはとても逞しい。
私達にお店のシステムを何か伝えようとするんだけど、自分の英語の語彙が少ない事に、アタマを掻きむしって苦笑いする女の子。「大丈夫、ちゃんと伝わってるから。私だって英語しゃべれないし」と思う。
理解すると、帰り際に微笑んでくれる。
一方、お湯を出しといて、お茶だと言い張る男の子。「これはお湯でしょ!?」と詰め寄っても絶対に譲らない。
ホタテ、えび、はまぐりの入ったお粥はが12元(約250円)。肉まんはたった2元(約25円)である。


駅ビルに入っているユニクロ。
不思議と値段は日本とそんなに変わらない。セールのTシャツでも79元(約1007円)。肉まんが40個食べれるではないか!高くないのかなぁ…?

一方デパートのワゴンセールの服。30元(約380円)〜200元(約2550円)は高いのか安いのか!?

マクドナルドは、メニューが全然違う。白黒バーガーみたいなのをめっちゃ売り出していた。ビッグマックのセットは日本の半額程度。
http://www.airtripper2.net/mccn.html

ペットボトルの飲み物は2.5元(約32円くらい)。駅の自動販売機で買うとコンビニで買うのの3倍くらいしてビックリする。
中国の人は「生水や生野菜は体の"気"を冷やして運気を下げる」と言っている。

表向きはとてもキラキラして賑わっているところを通ると、法外な値段をふっかけられたりする。
〜写真撮ってあげるからお金くれ。
〜10,000円でお茶を買わないか?お金がなければ銀行まで案内するから。
一万円。極端な話し、私達は1日働けばすぐ稼げてしまうけど、この物価の中ではかなり法外である。。。
それを詐欺したりする事で「もう二度と中国になんて行かない!」と思わせる事はちょっと遠回りな気がする。
が、明日の目の前の生活費になる様なものなら、せめても役立てて欲しいものである。一ヶ月くらい暮らせそうだけど(怒)


市場へ行くと、見た事も無い巨大野菜が40円くらいで売っていたり、にわとりや鳩が「素材のまま」売られていたりする。
あきたこまちなどの日本米が、米袋ごとではなく、開封されて量り売りをしていた。
お店の人が堂々と居眠りしているのは、もう定番の光景みたいだった。



* Nikon D40x