私は、限りなく東京に近い地帯のカワサキの人、なのでヨコハマは近いようで遠いものだから、これは嬉しい。
写真団体を10年以上も主催している横浜のフォトグラファーのカズミさんと、取材も兼ねて黄金町を散歩をした。とてもエネルギッシュな女性だ。
ランチは大岡川沿いの「きぃ房茶」

黄金町と言う街に出会ったのは、「黄金町レジデンス」と言う、京急線の高架下にあるスタジオに練習に行く事になった時だった。
細長いひとつの建物の中に、隣り合わせでいくつものお部屋が並んでいる。隣同士に鍵は無い。
いわゆるアーティスト長屋、だと思う。


このあたりは売買春の地域として知られた地域で、近隣の生活環境の悪化が地域の深刻な問題となっていた。つい2004年くらいの話しだ。その頃には違法な営業を行う小規模店舗が250店舗にも達し、一日に700~800人の女性が働いていたそうだ。
2005年1月11日、神奈川県警による「バイバイ作戦」(24時間パトロール)のスタートを皮切りに、近隣住民の浄化活動と神奈川県警の一斉摘発、行政との三位一体で「街の浄化」に取り組み、売春が一掃されたが、その代償として街から人がいなくなってしまい、無人となった店舗がそのままになってしまった。
ゴーストタウン化してしまった黄金町エリアを、アートによる街づくりで再生を図る、
らしい。
なかなかハードなチェンジだ。
面白いのは、レジデンスのすぐ路地を入ると昔の面影がまだ残っている事。



古い建物がガツガツと壊されてしまっている。




伊勢佐木町商店街。
「黄金町」「寿町」「不老町」「扇町」「長者町」「住吉町」など、ズイブンおめでたい名称を持った場所が多いと聞いていた。
すごく素敵な古書店が、やたらたくさんある。その全部を回ったようだ。




80年以上伊勢佐木町とともに歩み続ける「イセビル」!

関内から日本大通りを抜けて、知っている地域。こうなる。



* Nikon D40x + Ai Nikkor 50mm