温泉大国に生まれて、結構楽しい思いをしていると思う。こりゃよかった。
それから、前述の釜ヶ崎芸術大学の展示を受けて、
貧困の連鎖や部落…について気になったので、少しそれも読んだ。
モンマルトルの丘かどこかで、手足を切断された物乞いを見かけたのだが、その時に
「物乞いをするためににわざと障害者を作り出してしまうんですよ」という話しを聞いた。
まさにそういった話しのルポの本があって、人買いマフィアが子供を物乞いをさせるために順番に目をつぶしたり、手足を切断したりしてしまうなど。ショックなリアルである。
とにかく私は、何も知らないし、どこにも足を踏み入れた事もない。
次に、ロンドンの貧困地区に暮らした日本人女性が書いたエッセイ本も読んだが、こちらは愚痴悪口のオンパレードで、色んな意味でゾッとした。
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ずっと探していた「キューブリック映画の音楽的世界 」がようやく古本屋に並んだので買った。
現存する劇映画全作品の「映像と音楽」の密接な関係についての解説書。
しかし、のっけからなかなか難しいー。
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作曲家・吉松隆さんの自伝「作曲は鳥のごとく」の中古も新品同様のピカピカで手に入ったので、飛び上がってヨロコンダ。
(抜粋)
「二十世紀の東京に生きる私が十九世紀ドイツやロシアに生きた作曲家と同じセンスで音楽を作れるわけもない。だからといって、現代風な無調の世界に隷属するのはどうにも納得がいかない。
願わくば旋法(モード)的なコード進行でできた、しかも非西洋的で透明な、そして少し異教的なトーンを秘めた音楽をと考えていた。(中略)
響きとして惹かれたのはドビュッシーとラヴェルだ。特に7thや9thのように縦に和音を重ねてく(ある種ジャズのような)コードの響かせ方は気に入っていた。要するにドイツ風にドミナントだの転調構造にこだわるようなハーモニーの感じはどうも肌が合わないということなのだろう。」
「自分の感覚とはまったく関係ない方向に音を連ねる「和声法」と「対位法」には終始違和感を感じ続け、逆に「こんなものを耳に仕込まれたらダメになる」という危機感さえ覚えるようになった。」
「さて、自分の音楽のスタイルはどういうものなのだろう?
そんな悩みの真っ只中にいた頃、FMから流れてきたピンク・フロイドの『原子心母』という曲がきっかけで心酔するようになったのがプログレッシヴ・ロックである。」
こんなふうに、私的には "面白いと思わずにはいられない" 内容で、
吉松隆ワールドに魅き込まれながら、大事に読み進める。
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あとは音楽活動のために、
起業術の本などをちらちらと買って読む。
相変わらず全然向いてなさ過ぎるが。
HABUの写真集も手に入れ、ほっこりと読んでいた。
空と雲をモチーフとした「空の写真家」が撮り続けてきた作品の中からベストを選んだ写真集である。
なかなか。
ついにコタツを出してしまったのがいけないのか、
脱出ができなくなる。
¡Bienvenidos!「ようこそ!」
* Cyber-shot TX10